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論文の紹介です

   論文 - 「わざ言語」の教育方法としての可能性は何を示唆するのか
           〜新たな「学び」論へ向けて〜
    (日本教師学学会第13回大会(2012年3月3日)シンポジウム1記録,
            学びを描き出し、伝える
         ↓
      http://ci.nii.ac.jp/naid/110009922413

以前に日本教師学学会のシンポジストをさせていただいたものが、論文として発表されています。
誰かの何かのお役に立てますことを望んでおります。
「わざ言語」の生田久美子教授、北村勝朗教授とご一緒させてもらったシンポジウムです。
ご興味のおありの方、お読みいただければ幸いです。

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共通テーマ:学問

「はな子に」

大崎タイムス連載詩・2016.8.27掲載より

ドーハ空港にて

「はな子に」VOL.78

人は象を3度見に来る
親に連れられ…
恋人と連れ立ち…
子供を連れて…

はな子が逝った
私は一度きりしか
会えなかった

使命を託された
付託を受けてしまった
人間によって
決して悪気があった
からではないけれど
象の願いではない
人間のために生きた

生きるということは
どのようなことだろう
定めがあるのか

私も社会や己が造った
見えない檻の中に
生きている気がする

なぜ生きて行けるのか
こんな簡単な問いに
そんな簡単に答えが
見つけられないのは
生きる本当の意味を
わかっていないから
かもしれない

私の命に
託されているものは
何だろうか
去年のオニヤンマが
今年のヤゴに
託したもの
これとそれでは
何が違う?
きっと同じだ
生きるという意味に
違いなど本来ない

あのケヤキの樹にも
命を扱う注意書きが
埋め込まれている

なのに私は
こんなにも悩んで
生きている
はな子!
いまこそ会いたかった
その瞳で
教えて欲しかった






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「まばたきひとつ」

大崎タイムス連載・2016.8.20掲載より
(ウガンダにて)

「まばたきひとつ」VOL.77

人は夜空を観てきた
ずっと昔から

亡くなった魂は
空に昇り
星になると…
幼い頃に
誰かに教わった

どうしてだろう?
友から聞いたのか
両親から
童話

星の世界
あの世界で生きる
あなたは
私を見つけるか
「星の王子様」
サンテクジュペリ

おばあちゃんが
死んだ日
私はずっと夜空を見た
流星を探して
それから もしかして
あの明るい光かと思い
金星を見つめた
まばたきをした
きっと私を
見つけてくれた
おばあちゃんが…
まばたきしたことに
5歳の私は泣いた

あの日もそうだった
夜空を見て
そう願った
あの日のまばたきを
信じたのだ

あれから
5年5か月経った

私はあなたを
見つけようと
夜空を見る

私はあなたに
見つけてもらおうと
夜空の下に出たんだよ

あなたは私を
見つけていますか
もし気づいたのなら
まばたきひとつ
返してください





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「鬼になった神」

大崎タイムス連載詩・2016.8.13掲載より

「鬼になった神」VOL.76

鬼とはなに?
見たことがありますか
鬼の姿をした鬼を
見たことがありますか

鬼剣舞は大地に反閇!
鬼を退散させるのだ!

その昔
疫病も鬼のなす災い
日照りの凶作も天災も

ときに鬼は
鬼の姿を身につける
角や牙が生える
人間が鬼を鬼にする

明確な悪者
理不尽な悲しみに
拭いきれない怒りに
不都合な現実に
鬼の存在があった

人工衛星が地球を見る
ラニーニャ
エルニーニョ
天気予報
熱中症注意情報
新薬が開発された
抗生物質
遺伝子治療
地震発生確率

様々なことが
わかるようになり
様々な現象を
説明できるようになる
そのことで
恐れるを忘れる
第六感を失う
鬼を無くす
郷に安らぎを与え
安らぎを得たいと願う
人々のその思いから
鬼が存在していたのに

かかる苦悩の原因が
わからなかった頃の鬼
それは神と表裏の畏敬
二律背反という
精神に支えられた
気高さと安らぎ

鬼剣舞は鬼の姿をして
鬼を退散させる神
郷にご加護を

※お知らせ
 明日より公演のためアフリカのウガンダに行ってまいります。
 新聞連載のこちらへの転記が遅れることがあるかもしれません。
 現地での投稿を心がけますが、その場合はご容赦くださいませ。
 帰国後必ず掲載いたします。よろしくお願いします。
 いつも、お読みいただきまして、ありがとうございます。


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「セミの時計」

大崎タイムス連載詩・2016.8.6掲載より

「セミの時計」VOL.75

私たちは自身の生涯の
どの時が一番充実した
日々であったのか
いつか振り返ることを
するのだろう

それは老いてからか
または挫折の後か
もしくは成功の日に

生まれた頃の思い出
それ自体が不鮮明で
実感を伴わないが
その頃が幸せだったと
言える人もいるかも
しれない
アルバム写真の後付け
の記憶によって

また自らが拓いた
社会での活動期にこそ
輝いていた時を
重ねる人もいるだろう

そこで思うのは
自らの時間である
使える時間と中身

時計
むしの一生
その時の計り方
星の生滅
その暦の測り方
ひとりの寿命
その襞の図り方
それにはそれの
相応しい時計がいる

アブラゼミは地中で
生涯のほとんどを暮す
太陽に出会って
羽を擦らせ情熱を歌い
木々を自由に飛び回る
そんな時間はわずか
地中を闇と捉えれば
確かに儚く切ない

しかしそうだろうか
地中が闇でないのなら
その6年の歳月にこそ
蝉の命の充実があり
蝉としての営みがある

私が今日を振り返る
その日に今日は
どう見えるのだろう



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