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「星が綺麗だから」

大崎タイムス連載詩・2016.9.24掲載より

「星が綺麗だから」VOL.82

自分がどう見られて
いるのか
自分の思いが伝わって
いるのか
わからないから
いろいろ聞いた

自分がどうしたら
いいのか
自分の思いが迷惑で
ないのか
わからないから
いろいろ探った

私はあなたを大切に
思っている
私のあなたへの
この思いは
ときとして
私があなたから
大切にされてたいと
願うがあまり
大切にされている
ことを
見失わせて
しまうのです

だから
あなたの横顔を見る
表情が冴えないと
不安になる

何かあるの?
どうすればいいの?

私だって
言いたいことはある
我慢だってしている
あなたこそ
私の心を見て欲しい
なんでって
いま不安になったから

星が綺麗だよ
一緒に観ない?

外は寒いよ
一緒に感じない?

言葉にしたいよ
一緒に…

でも言葉にならない
でも言葉にしない?

星が綺麗だから



 創作和太鼓駒の会
 第27回定期演奏会より




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「会いたい」

大崎タイムス連載詩・2016.9.17掲載より

「会いたい」VOL.81

雨を
降らしに
来たのか

真っ白な


私を
慰めに
来たのか

あの日の


風が
時を
動かしている

あの日に
戻している

生まれる前の
私に

母の中の
私に

愛の中で
育まれた
私に

私と出会った
私に

愛おしさを
知った
私に

あなたとの
別れに
涙した
私に

雨を
降らしに
来たのか

真っ白な


あなたに
会いたい


 創作和太鼓駒の会
 第27回定期演奏会より




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「その正しさ」

大崎タイムス連載詩・2016.9.10掲載より

「その正しさ」VOL.80

道端の草の
花が咲いた
いつもは
素通りの道で
今日は
どうしてか目に入る
日常に疲れた
朝だった

でも
今朝は
よく晴れた
珍しく
深呼吸したい朝

こんな陽気だから
花を見つけた
のかもしれない

この花の
名前を
知らないことが
急に申し訳ない
気持ちになった

気にもせずに
通り過ぎて
きたくせに

今更
なんだというのか

けなげだ
いや
ちがう

たくましいとでも
云おうか
自分にも
そんな力が
あるのだろうか
なんとも
愛おしい

私は
同じ生き物として
あなたに
教わらなければ
ならない
命に埋め込まれた
本当の愛を
知ることを

生きるために
生きているという
その正しさを

 創作和太鼓駒の会
 第27回定期演奏会
 より




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「子守歌」

大崎タイムス新聞連載詩・2016.9.3掲載より

「子守唄」VOL.79

母の背中の
温もりに
私は
子守唄を
聞いた

いま思えば
母は
どんな気持ちで
歌っていた
のだろうか

働き詰めの
日々の最中に
その歌は
あったのだ

言葉や節は
覚えていない

ただ
切なくも優しく
私を
守ってくれていた
声だったように
思える

生を宿した
瞬間に
育まれた
真綿のような
あの温室のように
母の背中は温かく

私は
子守唄を
聞いた

あの頃から
幾多の時が
過ぎた

もう忘れて
いたのだが

いま
小さくなった
母を見て
ふと蘇ったのだ

あの日の
夕焼け

ムクドリの


創作和太鼓駒の会
第27回定期演奏会より



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