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「窓に映る」

新聞連載詩Vol.138 挿話「あの日の小窓」
  少し前の 過ぎた時を 振り返る!
   (自身の白黒写真とともに)
    大崎タイムス(2017.10.21)掲載より

21.jpg

「窓に映る」

窓がある。硝子のない窓がある。
窓に模(かたど)られた風景がある。
風景の中に私がいる。
切り取りたい風景がある。
窓はない。ない窓を模る。
心の求めに導かれて。
ただ両指で菱形を作る。
そこに窓ができる。
正しいことと間違っていること。
心に従うことと自制すること。
自然と文化。貫くことと妥協すること。愛憎。
雨の止んだ朝に空を見る。
厳しさと優しさが、この窓に映る。
思い通りにはいかないものだ。
それでも愛おしむという心だけは捨ててはならない。
柔らかで、穏やかな陽射しを。
窓がある。私が私に拵(こしら)えた風景がある。
今朝の心が、ここにある。


佐藤三昭のホームページです(様々紹介しています)↓
      https://sansho6.wixsite.com/mitsuaki


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